昭和とは遠きにありて思ふもの

音楽と旅が好きなおっちゃんが、気ままに書いています。

2016年10月のブログ記事

  • 八十日間世界一周

    いつも思うことだが、旅は日常を感じる非日常だと思う。 それが国内であれ海外であれ、訪れた地には日常の生活があり、旅人はそれを少しおすそ分けしてもらうのである。 それを旅人の日常の中に持ち帰って、評価して、次の旅へと向かうのである。 風を感じてみる。 夏には風の中に秋を探し、冬には風の中に春を探す。... 続きをみる

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  • イマジン

    蝉しぐれに悩まされていたのはいつのことだったのかと思うほど、今朝は冷えている。 まとわりつくような湿度も、今は感じることはない。 秋の夜長は面白い虫の声を愉しむのもいいが、早く訪れる夜は、空を見上げてふと星座を探すことも多くなってくる。 15夜は、現在用いられている新暦では旧暦からは1ヵ月程度のズ... 続きをみる

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  • ニューシネマパラダイス(伊: Nuovo Cinema Paradiso)

    今日の空はすっかり秋めいていて、うろこ雲がうっすらと覆っている。 うろこ雲は俳句では秋の季語である。 朝晩の寒暖の差が激しいこの時期に、放射冷却現象によってこのような雲となるらしい。 外出には上着がほしい気温となってきたサインである。 夏の低く垂れ込めた雲ではないから、天気が大崩れする雲ではないこ... 続きをみる

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  • 森の哲学者

    中学生の頃、ブラスバンド部に所属していた私は、毎年恒例の夏季合宿というものに参加した。 夏休みの数日間、県内の山間部にある小学校を借り切って行われる。 比較的街中で育った私にとっては、山間部で暮らした経験がなく、「街中で飛んでいるのと『蛾』の種類が違うから絶対に触るな」とか、「夜は冷えるから注意し... 続きをみる

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  • この空を飛べたら

    近所にあるボールなどが飛んで出ていかないように設置してあるネットに、毎日夕刻になるとムクドリが集まってくる。 みんな顔なじみ。 おそらく同じ木をねぐらとしているのだろう。 住処に戻る夕暮れ前のひととき、ガールズトークに花咲かせているのだろうか。 鳴き声がかなりうるさく害鳥とされるが、かのモーツァル... 続きをみる

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  • 愛の奇跡

    今年日本に接近または上陸が予想される中では最大級の台風18号が、沖縄本島地方は通り過ぎたため解除されたが、「特別警報」なる不気味な言葉を初めて聞いた。 「数十年に一度の、これまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状況にある」場合に発表される警報で、気象庁が2013年8月30日... 続きをみる

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  • ケーキ屋ケンちゃん

    運動会が近づいてきて、近くの小学校では予行演習が行われている。 BEGINのヒット曲「島人ぬ宝」の曲に合わせて太鼓を叩く音と、「いーやーさっさー」の合いの手の声が、噴水のように空に広がって、その水滴がやがて虹を見せてくれたら最高だなあと思う。 だが、残念なことにこの週末の天気予報はあまり良いもので... 続きをみる

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