昭和とは遠きにありて思ふもの

音楽と旅が好きなおっちゃんが、気ままに書いています。

コッキーポップ

先日、静岡県掛川市にある「ヤマハリゾートつま恋」が営業を終えるというニュースが飛び込んできた。
つま恋WPCM2016


施設の老朽化や経営状態の悪化が主な原因とのことだが、その発表に衝撃を受けた方は多いと思う。


私は現地を訪れたことはないのだが、シンガーソングライターの聖地だ。 


若い頃ラジオで
「コッキーポップ」
という番組が放送されていて、私もリスナーのひとりだった。


ヤマハがスポンサーであり、「つま恋」の宣伝や、「ポピュラーソングコンテスト」通称
「ポプコン」
での優勝作品を流したりしていた。


今でも円広志さんの
「夢想花」
や世良公則&ツイストの
「あんたのバラード」
、クリスタルキングの
「大都会」
など名曲揃いである。


司会を勤めていたのは
大石吾朗
さんで、番組の初めの頃に流れる


「黙っていれば友達になれない、叫ばなければ消え去ってしまう。私たちが生まれてきた時から育ててきた何かを伝えあうために、ちぎれかけた世界の心と心を繋ぎ合うために、私たちの歌が今 ここにある」
というセリフは「懐かしいなあ。」と思う方も多いと思う。


ポプコンでの優勝者は、「世界歌謡祭」にも出演が約束されていた。


我々の年代のことを
「ポプコン世代」
と呼ぶ人もいるようだ。


因みに、大石吾朗さんはもともとミュージシャンである。


寺内タケシさんと一緒に活動していたギタリストだ。


おそらく番組を担当するのに、これ以上の人はいないと言っていいだろう。


私がこのニュースを聞いたとき、「ひとつの時代が終わったな。」という感じだった。


最後に、「コッキーポップ」の中でもよく流れていた名曲、
中島みゆき
さんの
「時代」
の詞の中の一節。
時代 -ライヴ2010~11- (東京国際フォーラムAより)


   回る回るよ 時代は回る
   喜び悲しみ 繰り返し


きっと別の世代の方も、いや世代に関係なく、いいことも悪いことも含めて様々な思い出を作り、育んでこられたことだろう。
形を変えて、歴史は繰り返される。

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