昭和とは遠きにありて思ふもの

音楽と旅が好きなおっちゃんが、気ままに書いています。

♪ ブルーライトヨコハマ

現在、BSで以前放映されていた「てるてる家族」が再放送されている。
原作は、日本を代表する作詞家の、なかにし礼さんの小説「てるてる坊主の照子さん」で
上原多香子 大晦日「ブルーライト横浜」『てるてる家族』より2


ある。


女優
いしだあゆみ
さんの実家がモデルとなっており、軽いミュージカル仕立てだったり、舞台が大阪ということもあって、ユーモアたっぷりで楽しい作品である。


キャストがまたすごい。


今やトップスターとして活躍している方ばかりだ。


ヒロインの冬子役を演じているのは、
石原さとみさん
、冬子はなかにし礼さんの奥さんである石田由利子さんがモデルとなっている。


石原さとみさんと言えば、大沢たかおさんとともに主役として演じている
さだまさし
さん
「風に立つライオン」予告


原作の映画
「風に立つライオン」
を観に行った。


四姉妹のうち、春子役には
紺野まひる
さん、夏子役には
上原多香子
さん、この夏子のモデルがいしだあゆみさんである、秋子役は
上野樹里
さんであり、今では四姉妹全員が、映画やテレビで主役を務める女優さんに成長している。


いしだあゆみさんの大ヒット曲が
「ブルーライトヨコハマ」
である。


由紀さおり
さんのアルバム
「1969」
にも取り上げられているこの曲は、私の独断ではあるが、「ブルーライトヨコハマ」という
キャッチフレーズの妙
ではないかと思う。


「ブルーライトヨコハマ」を理性的に考えると、意味があるようなないような、不思議な言葉だが、このキャッチフレーズが日本人の感性をとらえて離さない。


まさに
「Don’t Think. Feel.(考えるな。感じろ。)」
である。


地元横浜では、開港150年を記念したご当地ソングアンケートで、童謡
「赤い靴」
を大きく引き離して第一位だったそうである。


そう考えると、いろいろと面白いものが出てくる。


近藤真彦
さんの
「ギンギラギンにさりげなく」

田原俊彦
さんの
「ハッとして!GOOD」

高田みずえ
さんの
「私はピアノ」
など。


シブガキ隊
は宝庫である。


「100%・・・SOかもね!」

「スシ食いねェ



漢字で書いて別の読み方をする、
「月光淑女(ムーンビーナス)」

「べらんめぇ!伊達男(ダンディ)」


考えても意味があるようなないようななんとも表現が難しいのだが、言葉の響きが妙に心にしっくりくるから不思議だ。


私が生まれ育った時代はどっぷり昭和の時代だったが、同じく昭和生まれの両親と一緒にテレビで見ていた懐メロは、私にしてみればあまりに古すぎてピン!と来ないものばかりだった。


それは、単に古いから分からなかっただけでなく、育ったときに聞いていた曲の対象年齢が違うからではないかと思っている。


親がまだ若かった頃の時代の曲は、あくまでも大人をターゲットとして作られていて、その当時の子供は、大人向けの曲をあまり意味も分からずに聞いていたのに対して、我々の世代では、自前の世代の曲を持っていたこともあるのではないだろうか。


そして、世代を超えて歌い継がれるものが名曲である。


「ブルーライトヨコハマ」は名曲である。
いしだあゆみ ブルー・ライト・ヨコハマ 1969


街の灯りが とてもきれいね
ヨコハマ ブルーライトヨコハマ
あなたとふたり 幸せよ


余談ですが、広島カープのマジックが「2」となりました。
今日にも優勝か?と言われています。
カープファンとしては、ぜひとも優勝してほしいのですが、
でも、東京で日本テレビのアナウンサーに「東京ドームが真っ赤に染まった。」と言わせたい気持ちも少しあります。
不謹慎かなぁ。

元ミュージシャン


氷結 あたらしくいこう WEB限定スペシャルムービー「志村けん×スカパラ」


志村けんさんの
アルコール飲料のコマーシャルで、バカ殿から一転三味線を華麗に弾く姿に感動を覚えた方も多いと思う。


バカ殿
からはとても想像できないが、それもそのはず彼は元々ミュージシャンである。


ドリフターズは、バンドなのである。


一世を風靡した番組
「8時だヨ 全員集合」
などで、西城秀樹さんとのドラム合戦でその
加藤茶


腕前を遺憾なく発揮した
加藤茶
さんや、コマーシャルで渋くウッドベースの演奏を披露した
いかりや長介
さんなど非常に思い出深い。


いかりや長介


元ミュージシャンから俳優へと転身した方は多く、「シティスリッカーズ」の
フランキー堺
さんや、水戸黄門の「うっかり八兵衛」役の
高橋源太郎
さんは、アイドルコーラスグループ「スリーファンキーズ」のメンバーである。


笑点の座布団運びで有名な
山田隆夫
さんは、「ビートルズ」を逆さにしたかのような
「ずうとるび」
の元メンバーであり元リーダーでもある。


世良公則さんは、
「ツイスト」
のリードボーカルで、独特のハスキーボイスが魅力的で、世界歌謡祭にも出場した。


しかし、元ミュージシャンで、その代表格と言えば、
「ハナ肇とクレイジーキャッツ」
のメンバーということになるだろう。


何と言っても、その演奏力の高さや植木等さんの抜群の歌唱力がバックボーンになっていることである。


昭和36年発売の
「スーダラ節」
は、当時のモーレツ社員からは想像もつかない内容であったろう。


「痛快」ととらえた人もいれば、「不謹慎」と感じた人もいたことだろう。


子供の頃植木等さんの曲を聞いて、「変な歌を歌うおじさん」というイメージしかなかったが、今聞き直すと如何に高い歌唱力の持ち主であったか、ということが分かる。


クレイジーキャッツの人気を不動のものとしたのが、
「シャボン玉ホリデー」
という番組
クレージーキャッツop集


である。


もともとは、
ザ・ピーナッツ
を主役として始まったが、見る限りクレイジーキャッツとの二枚看板である。


あくまでも音楽がメインであり、上品で上質な番組であった。


クレイジーキャッツのヒット曲を集めて、オムニバス形式で繋いで、一つの曲に仕立てた
「スーダラ伝説」
が大ヒットとなり、同名のアルバムも発表された。


すでに還暦を過ぎていた植木等さんであったが、変わらぬ声量に、あの大瀧詠一さんも驚いたという。


ブームに乗って、コンサートが開催されることになり、私も大阪厚生年金会館で行われたコンサートに出かけた。


歌のうまさはもとより、トーク力、笑いのセンスなどどれをとっても一級品のステージだった。


植木等ショー エンディングテーマ 『星に願いを』


コンサートの最後に歌ったのは、昭和40年代に自身の冠番組であったその名も
「植木等ショー」の
エンディングテーマでもあり、自身の作詞でもある「星に願いを」だった。


   夜空の星に 願いをかけて
   大きな夢を 描いてごらん
   悲しい時でも 楽しい夢を  
   明日につないで そだててゆけば
   願いはかなうだろう